ビジネスは実験の場だと思っていて、毎週実験結果がどんどん見えて、その度テンションがあがっています。影山です。
最近、日本・海外の不動産テック、RE-Techについてリサーチを行います。
そもそも、不動産業界は非常に面白い業界だなと、個人的には思ってます。
国内でも見ていきますと、不動産業界の市場規模は43兆円ほどあり、自動車業・建設業についで大きいマーケットです。とてつもなく大きいマーケットですね。
最近は、アベノミクス相場、中国人の爆買い、相続対策など様々な理由で日本の不動産は買われ続けていたので、都心部を中心に、数年前より大きなマーケットになりました。
不動産マーケットは非常に魅力的なマーケットであるものの、日本ではようやく“不動産テック”という言葉が出回るようになってきました。しかし、まだまだ盛り上がりは見えてこないですね。
不動産業は、金融業以上に地場に根ざしているビジネスだと考えます。
まず、不動産業界は企業数が非常に多いです。
街を歩いていると思いませんか?
なぜこんなにも、不動産会社は潰れずに存在できるのだろう?と。不思議ですよね。
不動産業界は情報がオープンにされていない業界なので、情報格差が非常に大きいです。売買するにしても専売契約をすることがほとんどなので、さらにクローズになりやすい。
なぜ、オープンにしないのか?
シンプルにそのほうが儲かるからじゃないでしょうか。
そうやって、ちょっとの情報を活用し、多くの会社が生き延びています。
地域性も強い業界なので、おおきくシェアが取れている会社も少ないのが特徴です。
また、金融業と違い、非常に厳しい監視下にもおかれていないので、情報の非対称がなかなか解消されない業界です。
そこで最近、多くの不動産テック企業が「見える化」にチャレンジをしています。
これは、非常にいい流れだと思っていて、ネットに情報を載せたほうがメリットが大きいということを、会社それぞれが認識できたら、さらに大きく流れは変わるのではないでしょうか。
レガシーな業界ほど、情報格差でビジネスをしています。
スタートアップは、そこにチャレンジしていっているのが現状です。
ただ、よくあるテック押しだけでは、この業界に入り込むのはなかなか難しいでしょう。
大切なのは金融と似ていて、ネットとリアルを行き来する環境を作り出し、徐々にネット化していくことだと思います。
テックだけのアプローチで変えるのは、かなり難しいと思います。
今後、大きく変わっていく業界だからこそ、チャレンジしがいのある業界!
ワクワクしますね!
以上、影山からでした。
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