昔は、走ることの楽しさを全く理解できなかった僕でしたが、最近走ることにハマっています!
10キロの時間目標を明確にし、タイムを縮めることを意識して走ることがこんなにもテンションが上がるのかと感じています。
さて、今日は、ミスについて話したいと思います。
チームでミスが起こったとき、皆さんはどうしますか?
僕は、前職の野村證券に勤めているときに1つ疑問がありました。
野村證券では4-5年程度で転勤があったのですが、『僕は転勤がない方が、お客様にとって満足度があがるんじゃないか』と考えてました。
実は、転勤のタイミングで良くも悪くも顧客離れが起きてたのです。
僕のお客様の中でも、他社の金融機関の担当者が転勤したタイミングで「影山くんよくやってくれてるし、この機会に他社に置いていた資産を全部君のところにうつすよ。」と言ってくれることがありました。
だから、会社にも、お客様にも良くないシステムではないか?と思っていました。
それを当時の上司に聞いたところ、「人間付き合いが長くなればなるほど、なあなあな関係になって、悪いことが起こる可能性が高くなる。だからそれを起こさないような仕組みにしている。」とのことでした。
「なるほど!」と思いました。
ミスや不祥事があると、会社の信頼が落ちる。
どんなにまっとうなサービスを提供しても、ミスがあると、多少なりとも穿った見方をされてしまうことがあります。
信頼関係のない中で良いサービスを提供することは至難の業で、お客様も会社も不幸になります。
つまり『短期的な顧客離れ』より、『信用を失うこと』の方が長期的には大打撃。だから、『転勤』という仕組みによって予めエラーを回避しているのだと。
ミスを防ぐ方法については、偉大なビジネスマンはよく話題にしていて、稲盛さんも「実学」という本で、不正や、ミスをへらすために、ダブルチェックの大切さを書いていました。
僕自身もミスについて、常に意識しています。
そして、ミスは個人の問題ではなく、仕組みとして防ぐ方法を構築していくべきだと思います。
何をやっていってもミスというのものは、出てきます。そして、多くの場合ヒューマンエラーです。
そんな時ミスした人を叱ったり、努力や根性論で対処しても、人が人である以上、ミスはなくなりません。
ミスは個人としての問題ではなく、チーム全体の問題として考えることが重要なのです。
ミスの犯人を、まるで中世の魔女狩りの如く、吊るし上げても、意味がありません。
例えその人だけが改善したとしても、組織で同様のミスが起きたら、組織としては成長がありません。
その人だけが成長してもそれは結局1次関数的な成長なのです。
もっと横展開をし、システムとしてのエラーを探求すること。
1つのミスを教訓に、将来起こりうる複数のミスを一気に起こらないようにしていくことが大切なのです。
そして、そんな動きが前向きな話、前向きなチームにつながっていきます。
そういうチームは2次関数的に伸びていくと思います!
僕はチームみんなで2次関数的に成長できるシステムづくりを大切にしていきたいと思ってます!
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