ホテル業界のイノベーター『スーパーホテル』 byカゲテツ

ビジネス

最近、海苔にはまり、酒のつまみに海苔ばっか食べています。
博多出張の時には明太子と一緒に食べると絶品です!
影山です。

今日は、ホテル作りで大変参考にしている『スーパーホテル』の組織づくりについて、共有したいと思います。

その前に、簡単にスーパーホテル会長の山本さんの経歴を紹介します。

1942年生まれ。64年慶應義塾大学経済学部を卒業。3年間、繊維・化学品の専門商社である蝶理株式会社に勤めた後、不動産事業に従事。シングルマンションの管理・運営を手がける。89年12月、スーパーホテルを設立し、現在は会長に就任。95年5月、シングルマンションを運営・管理するシティー・エステート(現・スーパーコート)を設立、部屋数は5000室。最近はシルバーホームもてがけ、43棟、2500室を超える。

山本さんが、スーパーホテルを伸ばすにあたりポイントにしているのが「仕組み経営」です。
それはスーパーホテルの経営で随所に見られます。
山本さんが大切にしている「仕組み経営」を2つに分けると、「ビジネスシステム」と「人材育成システム」になります。

特に「人材育成システム」は、将来参考にしたい点がいくつもあります。

1つ目は、社訓の唱和です。
理念を浸透させるために、毎朝「faith」と言われる社訓の読み合わせと、持ち回り制で社訓に沿ったエピソードを話すという習慣があります。
これには賛否両論ある気がしますが、声に出すか出さないかは、ミッション・バリューの浸透のために、多くのベンチャーが仕組みとして取り入れています。

おそらく、スーパーホテルは、それを一番わかり易い形で実践している、ある意味昭和らしい会社でしょう。
ホテル業を展開していくと、社員全員が集まる場を作るのは難しいです。ホテル1軒1軒で1つの組織が出来上がるので、全員集めての理念共有もしづらくなります(1年中営業しているのも理由)。
そうなると、ホテルごとに理念をベースに思考できるようにするためにも、社訓の唱和は、非常に有効な手段だと思います。

2つ目は、人事制度です。
スーパーホテルでは、ナンバー2である「副支配人」が一番重要で、その人数を増やすことが大切になってきます。
理由は、ホテルでの不測の事態がおきて、それに対応するのが「副支配人」であり、そのレベルの人が多くいることでホテルが回りやすくなるからです。
なので、スタッフは明確に「副支配人」を目指すような人事制度になっています。
また、今や多くの企業で導入されている「1on1」をいち早く取り入れ、その中では社員の「キャリア形成」を主軸にしています。

その育成を均一化するために「チャレンジシート」や「ランクアップノート」を活用しています。
これも、今では多くの企業でも実践されていることではないでしょうか。

このように、システムを明確にしている企業は再現性が高く、洗練された企業となり、成長していきます。
これがスーパーホテルが伸びている理由だと思います。

革新的な取り組みを不動産業界でいち早くされてきたのが、
スーパーホテルであり、山本会長です。
お会いしたことはまだないですが、いつかお会いできるよう頑張ります。


今日は、ホテル業界のイノベーターである『スーパーホテル』の組織づくりについて書きました。
Bullsも、ホテル業界さらには不動産業界にディスラプトできるように頑張ります!
以上、影山からでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました