皆さんこんにちは!
よくブログでも紹介している【Bulls企画室】。
「実際に何をしているんだろう…」という疑問にお答えするため、定期的にこのブログで【Bulls企画室】でアップした記事を一部公開しています。
今日はその第12弾です!!
過去の記事はこちらです。
第9弾 https://kagetetsu.com/release-bulls-planning-office-9/
第10弾 https://kagetetsu.com/release-bulls-planning-office-10/
第11弾 https://kagetetsu.com/release-bulls-planning-office-11/
今回ご紹介する記事は、4月9日に取締役 尾上が書いた「ORIGOとApple」という記事です。
企画室では週に1度マーケティング担当の尾上が登場し、担当している事業報告やマーケティングについて掲載しています。
今日は彼のホテルに対する思いが書かれています。どうぞ覗いてみてください。
以下が実際に過去にサロンで掲載された記事になります。
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【ORIGOとApple】
本日は、「ORIGO」と「Apple」(というかスティーブ・ジョブズ)の類似性についてお話したいと思います。
・スティーブ・ジョブズと禅
・ORIGO – the minimal hotels -との類似性
・ORIGOがminimalというスタイルを選ぶ理由
今更こんなこと説明する必要もないかと思いますが、スティーブ・ジョブズ氏と言えば、あのiPhoneで有名なApple社を創業し(後に自分が創業した会社を追い出され、再度戻ってくるという波乱万丈を経験し)2011年までCEOを務められた名経営者です。
スティーブ・ジョブズ氏は生前「禅」の信仰が深かったことで広く知られています。
通常、私たちは「今よりもっと幸せになりたい」「相手のことをもっと知りたい」「もっと頑張らなければいけない」と、いつも「もっと」を求める「足し算」の生活をしています。
一方で、「禅」の考え方は「引き算」です。
つまり、「煩悩を捨てる」ということです。
「捨てる勇気」を持ち、物事を引き算で考えることが人生を穏やかに過ごすコツなのです。
この「禅」の考え方は、Appleの製品にも反映されています。
誰でも使えるシンプルさを追求して、必要なものだけを残すという考え方です。
これこそまさに「禅」の考え方です。
Apple製品の持つ、あのシンプルかつ洗練されたデザイン性はここから来ているんですね。
翻って、ORIGOの場合はどうでしょうか。
ORIGOが選んだのは、「Minimal」というスタイルです。
このスタイルも、ホテル業界の固定観念を覆し、過剰なサービスを剥ぎ取り、本当に宿泊者様に必要な設備・サービスのみを洗練された形で提供することを目指しています。
この意味において、Minimalというスタイルは、日本古来の美意識や「禅」に通ずるものがあり、Apple製品と非常によく似ていると言えるかと思います。
但し、ややもすると「シンプル=手抜き」と捉えられがちです。
ORIGOには湯船はありませんし、テレビもありません。
食事も提供しません。
しかし、これは決してBullsに資金の余裕がないから手を抜いているわけではありません。
2つ考えて頂きたいことがあります。
1つ目は、既存の旅館やホテルが提供している食事や宴会場、大浴場などが彼らの経営を圧迫しているという現実です。
要するに、アセット(資産=大規模な調理場、宴会場や大浴場など)を持つということは、それだけコスト(初期投資、維持費)がかかるということです。
一方で、ORIGOの場合は、本当に必要なものに絞る代わりに、1つ1つの品質やデザインに拘っています。
そして2つ目は、(ここからは若干私個人の想いと願望が入ります)「旅」をより豊かなものにしてほしいということです。
どういうことかというと、勿論、宿泊施設そのものがコンテンツであったり、旅の目的地であったりすることはあります(星野リゾートや、ディズニーリゾートなどがそうです)。
しかし、それよりも、現地の文化に触れ、現地のお店で食事し、現地の方と触れ合うことが旅の醍醐味ではないでしょうか。
また、宿に戻ったら、何気なしにテレビを見て過ごすのではなく、その日感じたことや体験したことに想いを巡らし、時には友人や大切な人と語らい合い、明日はどんな旅にしようかとわくわくすることの方が大切ではないでしょうか。
だからこそ、ORIGOはシンプルでいいのです。
旅の主役は宿泊者様自身なのですから。
以上が、私なりに感じているORIGOとAppleとの類似性であり、ORIGOに懸けた私の想いです。
Minimalというスタイルが、カッコいいものであり、より旅を豊かにする(と同時に地域経済のサステナブルな発展を後押しする)ものであると感じて頂けるように、引き続きマーケティング(=啓蒙活動)を頑張って参ります。
以上、尾上でした。
ご清覧有難う御座いました。
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【Bulls企画室】いかがでしたか。
企画室では、メンバーの皆さんからホテルに関する意見を集め、それをもとにビジネスを動かしています。
最近は好調なシェアサロンに関する情報更新が多いです。
スタートアップが成長していく過程や、ホテルが“0”から作られる過程を知りたいという方は、ぜひこちらから見てみてください。
以上、影山でした。
【オンラインサロン Bulls企画室】
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